<<旅のメニューが変わります>> |
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Dia duit!(ディア・グィト!(こんにちは!) アイルランドの首都ダブリンのレストランでメニューを開いたとき、 ふと思い浮かんだのは、なぜか北海道をオートバイで走った、若かりしころの旅の記憶でした。 それも広大な大地や離島に渡るフェリーのシーンではなく、 素材の特徴を活かした料理が並ぶ、ローカル食堂のテーブルとは。 そこでホテルに戻って概略を調べたら、なるほどと合点がいったのです。 アイルランドの面積は北海道の約80パーセント、人口はほぼ同じの約550万人。 緯度こそカムチャッカの南部あたりに相当しているものの、海流の関係で温帯海洋性気候のため、それほど寒くはなりません。 ここまで共通点が揃えば、素材や調理方法が似てきても不思議はないでしょう。 今回は遠くてどこか近い国、アイルランドの体も心も温まる質実剛健な料理をご紹介します。 |
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期間 2026年2月20日(金)〜5月5日(火) |
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シーフードチャウダー |
| <<前菜>> 1100円 | |
| アイルランドは島国、そして酪農国でもあります。 となれば、おのずとシーフードと乳製品が出会うのも必然的だったと言えるでしょう。 かつて統一された名前すらなかった、薄いミルクで雑多なシーフードを煮た漁師鍋が、 今ではシーフードチャウダーなるフレンチ・イングリッシュ風の洒落た名前を持ち、レストランの定番となっていました。 さまざまな魚介類の出汁がきいた濃厚なスープをコクのあるミルクがさらに引き立てています。 お供はざっくりした素朴な風味が楽しめるソーダブレッドです。 | |
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コテージパイ |
| <<前菜>> 1500円 | |
| コテージとは農家や小屋を表す英語。その名が示すようにもとは近代のイギリスで生まれた労働者階級の料理でしたが、
植民地時代のアイルランドに伝わり、今では郷土料理のひとつとしてしっかり根付いていました。
じっくり炒めたビーフのひき肉をキャセロールに敷き、マッシュポテトで蓋をしてから、オーブンで焼き上げたもの。
パイといいつつパイではなく、グラタンに似てまた異なる英国領の料理をお楽しみください。
ちなみに肉をラムに変えると名前がシェパーズパイ(羊飼いのパイ)に変わります。 |
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アイリッシュシチュー |
| <<主菜>> 2400円 | |
| シーフードチャウダーが漁師鍋を出自としたように、 アイリッシュシチューもかつては固有の名前を持たない農村のありふれた鍋料理でした。 今でこそラム肉とジャガイモが代表的な素材ですが、コロンブスの交換以前はジャガイモが存在せず、 ラム肉の量も懐事情によっては少なかったり、入らなかったことすら珍しくなかったそうな。 そんな料理がいつしかイギリスとの関係の中でアイルランドの象徴に置き換わり、 国名まで冠したナショナルディッシュに昇格しました。 タイムがほのかに香る、じっくり煮込んだラムと根菜のうまみが一体化したシチューです。 | |
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アイルランド風 ソーダブレッド |
| <<1ピース>> 100円 | |
| 軟質小麦でも素早く膨らませれるアイルランドのクイックブレッド。素朴な風味が料理とよく合います。 | |
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