<<第68回 旅のアンコールメニュー>>

期間限定で切り替わる旅のメニュー。
終了間際にはグランドメニュー入りを希望される嬉しいご意見を度々頂いております。
そこで以前ご紹介した料理をアンコールメニューとして復活させることにしました。
今回は2018年夏のモザンビーク料理特集でプラスワンとして紹介したスパイシーなチキングリルをどうぞ。

 
 モザンビーク マプト風 フランゴ ピリピリ
1500円

2017年夏の南アフリカ特集でご紹介し、爆発的ヒットとなったペリペリチキン。
その元祖はモザンビークだという情報が入ったことから僕たちは翌年、
アフリカ南部に出かけました。

マプトのレストランで

 

僕たちが食べたオリジナル

『伝播に伴う料理の変化は素材の入れ替わりと複雑化である』とは僕の仮説ですが、
この料理はその傾向を裏付ける典型的な一例ですね。
かなり複雑なマリネ液で漬け込む南アフリカタイプとは異なり、
オリジナルはレモンジュースとガーリック、
トウガラシでマリネしたチキンを香ばしく焼き上げたシンプルなもの。
洗練さこそないものの素材の良さを生かした力強い味わいを楽しめます。
南アとモザンビークに挟まれた小国エスワティニ(旧スワジランド)でも、
モザンビークタイプが食べられていました。

 

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