<<アンコールメニュー 第1弾>>

期間限定で切り替える旅のメニュー。
終了間際にはグランドメニュー入りを希望される嬉しいご意見を度々頂いております。
そこで前年にご紹介した料理をアンコールメニューとして復活させることにしました。

第1弾はオープン当初、最もインパクトがあったと言われるこの料理しかありません。

 
 ブラジル サンパウロ風 フェイジョアーダ
1300円  期間4月6日(水)〜5月30日(予定)


この真っ黒けの煮込みはなんだろう?
世界3大瀑布イグアスの滝で知られるアルゼンチンのプエルトイグアスからブラジルに入国し、
フォス・ド・イグアスで食べて以来、安食堂や市場で水曜日と土曜日の昼食時に見かけるこの料理。

フェイジョアーダは黒豆の煮込みをベースに、塩漬け肉、
ソーセージ、スペアリブなど様々な肉類がごったに入ったボリューム満点の料理。

なぜ決まった曜日のランチでしか食べないのかというと、一説にはお腹にずっしり来るので、
ブラジルでは午後が休みになる水曜日と土曜日のランチ以外では、その後の仕事に支障が出るからというもの。

もうひとつはこの料理の悲しい歴史に由来したもので、
元々は奴隷の料理だったので、主人から与えられた肉の切れっぱしを塩漬けにして保存し、
ある程度の量が溜まるのが水曜日と土曜日だったというもの。

確かに腹持ちは抜群ですし、ご飯の進む塩辛さは、両説の信憑性を裏付けている気がします。
(ととら亭では塩分を調整しています)

ともあれ今ではブラジルを代表する庶民の料理。安いこともあって僕たちもよく食べました。
豆はボリビアの黒豆を使用。塩だけで味付けしたシンプルさが素材の持つ素朴な味を引き出しています。
マンジョーカ(キャッサバ)のパウダーをかけて、青菜のガーリック炒めを添えたご飯と一緒にどうぞ。

 

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